Junk な 30インチモニターの分解

ゴールデンウィークは天気が良くて、気持ちいいですね。
今回は、ちょっと古めの30インチモニターのジャンクを分解して、アナログ系ユニットと、チューナーを取り外したら無事写ったという記事内容です。D-SUB 入力のメイン基板は故障しておらず、モジュール式のアナログ入力ユニットとアナログチューナーを取り外したら動きました。

 

E-yamaの30インチモニターが、10年ほど前に電源が入らずぶっ壊れました。捨てるのが面倒でいつか暇が出来たら分解してみようと思っていましたが、GWにやっと分解してみました。

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型番は、e-yama の 30TE1W-SJ というもので、消費電力が150W もあります。現在の 32インチモニターは50W前後の消費電力なのでかなり電力を消費しますね。どういう原理で今は100Wも削減できたのでしょうかね。時代を感じます。

 

さて、改めて症状とを見てみると10分か15分くらいで以下のようにシマシマになります。電源は入るようですが、しばらくすると熱でサーモスタットが働き電源も落ちます。最初は写るので、メイン基板は死んでいないようです。

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どこかの基板がオーバーロードしている感じですかね。このモニターはアナログチューナーとアナログ系の入力、D-Sub のモニター入力などがあります。

 

分解してみましょう。

電源部分はなんと、ACアダプタが本体に埋められています。こういう設計もあるんですね。なるほど。P1300906

12V 12.5A の電源のようです。かなり熱をもっているようです。これも分解してみます。蓋の裏側のゴムを剥ぎ取るとネジがあります。

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全体がアルミの放熱板で覆われていて、ある程度、熱が収まると電源はまた入ります。

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さらに分解します。

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アナログ系の入力と、アナログチューナーがモジュール式になっているのでこれをとっぱらいます。この状態でD-Sub 入力が安定して写るか確認。

しばらく映画を見ていましたが安定して写るようです。シマシマにはなりません。ラッキー!

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いろいろ試してみるものですね。どうやら問題は解消されたようです。

 

メイン基板も見てみましたが、明らかにコンデンサーが膨れているものはなく、寿命までもう少しがんばってもらうことに。

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結構たくさんコンデンサはありますね。

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これがメイン基板全体像。

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これを全部交換するのも大変です。

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で、筐体がシルバーなので、つやけし黒で塗ることにしました。当時はシルバーが流行っていたんですかね。なぜシルバーを買ったのかはぜんぜん覚えていませんが、リサーチして安いから妥協して買ったのかもしれません。2003年あたりに買ったはずです。
100円均一の黒で塗っていましたが、容量が足りずホームセンターへ買出し。100円のは、70ml しかないですが、ホームセンターのは300ml で 168 円でしたのでこちらのほうがお得ですね。

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中性洗剤で表面を洗って、乾燥してから塗りました。

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結構適当に吹きつけましたが、そこそこ綺麗に塗れました。小さな部品はちゃんと取りはずして。

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で、組み付けて設置。なかなかいい感じです。やっぱりモニターっていうは黒がいいですね。シルバーは今は好きになれません。あと、壁掛けにするんだったら白がいいなと思います。

これで、小さいモニターを入れて、3画面になりました。

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ローグ・ワンはまだ見ていませんが、連休中に見てみようかなと。レンタル料が500円です。

あと、このちっさいモニターもジャンク品なんですが、どうやら写るようでこちらもラッキー品です。Spotify のプレイヤーを表示する専用にしています。まだあと3台ありますのでまた別に紹介する予定です。

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DVI to HDMI のケーブルが見つからないのでこれを探して3画面にしたいです。どっかにあるはずなんですがね。

 

ということで、死んだと思っていたモニターが復活した話でした。これで2.5万散財せずに済みました。
ま、その内本当に壊れると思いますので、1ヶ月2000円くらい、モニター貯金をしていこうと思います。ということで、100円均一に行って札の貯金箱を買ってきます!来年の春には、32インチは、どのようなモニター事情になっていますかね。