タンタルコンデンサーメモ

WiFi E-ink の基板に使う予定(C15, C16)のタンタルコンデンサーを発注したら、NECトーキンのが送られてきたので、忘れないうちにメモ。

3528_tantalum220uf

タンタルのSMDのサイズが良くわからなくて、どうやら以下のようです。今回のは、3528サイズということのようです。30 個で@20 円くらい。

 tantalum_size

BackBoostのPCBが到着!

PCBが届きましたよ~! 人生初の両面プリント基板です。Elecrow さん、ありがとう!思いのほか速かったと思います。

そして、10枚のところ15枚もあってちょっとお徳感。ミスプリントがあるのかもね。それか単純に初めてですって書いたのでサービスしてくれたのかも。デッカイ画像もリンクしてあるので、興味のあるかたは見てみてください。右上に見えるのは、クリップです。 

backboost_pcb

b

a白色がとても綺麗です。ところどころ、設計上かぶっているシルクパターンは見事にかすれました。これは自分が悪いですので、問題なし。

心配だったIC 部分や0.3mmのVIA などはマスクで隠れていますが、ちゃんと穴があるようなので大丈夫そう。そりゃそうですよね。Eagle 上でのチェックとの比較はまた次回に。そのほか、マイクロUSBや、Wifi Eink に使うTDKインダクタなども到着。backboost 用のパーツはあと電池くらいですかね。

 

まだ、PCBカッターが出来ていないので、1,2枚は手動でカットしますか。土日は少しだけ時間が取れそうなので、基板の切り離しと1枚試作で試してみましょう。

 

ちゃんと、動くかな。その前にちゃんと半田付けできるかな?

E-inkディスプレイが到着

少し前に来たのですが、WiFi E-ink に使用するE-ink ディスプレイが到着しました。製品個体差をチェックするため、2枚購入しました。型番はED060SC4(LF)です。

発色の印象はおおよそ写真のとおりです。印象としては真っ黒というわけではなく、ちょっとグレーです。

1

フレキシブル基板に部品番号があります。(LF)付きです。このデータシートがないんですよね。

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商品はテストされたようで、充電中の画面となっているようです。このショップが行ったものかメーカーのテストかはわかりませんが。メーカーがやるテストならもう少し印象の良い画面を出すと思うので、これはショップの発送前チェックかもしれませんね。

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裏面は、薄いスポンジ素材が貼り付けてあってズレ防止でしょうか。

厚みは、約1.5mm 程度です。

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このジョイントも購入済みです。

 5 1枚あたり、送料をいれて1400円程度です。うまく表示ができれば、いろいろなものに応用が出来て楽しくなる予感です。

日本語のソースで、先駆者がいらしたようで、なかなか難しそうです。

kohacraftのblog
タグ:電子ペーパー

オリジナルの接続基板を作られたようです。MCUは、ESP8266 のようです。自分の場合は、ESP13 でいくか、ESP12でいくかまだ決めかねていますので、実際の表示実験はもう少し先になりそうです。

E-ink に表示させるノウハウは以下のサイトが詳しいです。

Essential scrap
Driving E-ink display

このE-ink はV1 のものかもしれませんが、駆動させる基本原理などは参考にしてみたいと思います。上記リンクから、Driving waveforms に行くと詳しく載っています。いくつか落とし穴があるそうで、要約すると以下のようです。Essential scrapさんの E-ink は v1 のもので 9 と 10 は NC のものだと思います。

・ゲートドライバの CKV のHigh と Low のタイミングは重要。タイミングが違うと白にならない(消えない)
・ソースドライバの OE パルスは、ゲートドライバの CKV パルスと同時に送出する
・ソースドライバの 2ビットの意味は、ビット1 と ビット 0 がそれぞれ 01 と 10の場合に黒と白になる
・ED060SC4 には異なるいくつかのバージョンがあり、違いについては、sprite_tm さんのサイトを参照

Wifi E-ink display – Second attempt
http://spritesmods.com/?art=einkdisplay&page=3

ということのようです。sprite_tm さんのページにある意味がまだよくわかっていませんが、フレキシブルケーブルのパターンから自分の持っているものと同一に見えます。裏面のパターンは違うようですが。

 

以前、sprite_tm さんの回路図をトレースしたとき、9pin 10pin は、それぞれGNDと、VDDにつながっていました。

ED060SC4 のpin 9 と pin 10

これの意味するところはなんでしょうね? もう少し英文を読み解かないといけないかもしれません。実際に実験するときは、このあたりの事を視野に入れてやってみたいと思います。

 

IFIXIT Kindle 2 Teardown

この分解写真の型番とも少し違うようです。あと、似た型番で、LB060S01-RD02 という E-ink の型番もあります。ただ、どれも入手できるデータシートには、9,10pin は NC とありますね。

WiFi E-ink Display 部品整理その2

11/11 に向けて、部品を購入しようと思いますので、WiFi E-ink の部品を整理してみたいと思います。

前回に購入しようと思ったパーツの内、購入済みのものは以下。

WiFi E-ink display 部品整理

ほとんど購入済み。

回路図での部品名 数量 部品名称 価格(数量) 備考 購入
N/A 1 ED060SC4(LF) 1389(1) リビジョン2 済2個
L1,L2 2 SLF7045T-220MR90-PF (TDK)
NR6028T220M (Taiyo Yuden)
CDRH6D28NP-220NC(Sumida)
1251(50)
1097(20)
1192(30)
900mA 7x7x4.5mm
1300mA 6x6x2.8
1300mA 7x7x3
済 TDK
C2 1 0603 smd 100pF >25V 1  
C4 1 0603 smd 4.7pF >25V 1  
IC1 1 LT1945 1403(10)   済 LT sample
IC2 1 MC79L15 531(20)  
IC3 1 L78L15(L78L15CD-TR) 484(20)  
IC4 1 MCP1802T-3302I/OT
TPS73633DBVR
546(10)
517(10)
3.3V に変更
TIのに変更
IC5 1 LM358 (LM358DG) 567(10)  
IC6 1 MCP73831(SOT-23-5) 254(10) リチウム充電管理
IC7,8 2 74LV4094(74LV4094D)
74HC4094D
699(10)
705(20)
互換品 74HC4094D の方が安い
D1,2,3 3 SS24 (DO-214AC(SMA)) 273(100)  
D4 1 0603 LED 283(100) 5 colors x20pcs =100pcs
C5, C6 2 0603 100nF >25V 51(100)  
C7, C8 2 0603 2.2uf >25V 228(100)  
C3, C11, C12 3 0603 4.7uf    
C1,C5,C6,
C9,C10,
C13,C14
7 0603 100nf    
C15, C16 2 1206 100uF
tantalum 220uF で代用
996(100)
608(30)
220uF の tantalum で代用
VR1 1 smd 100K EVM3ESX50B15 254(20)  
CON1 1 FH26-39S-0.3SHW 1113(20)  
CON2 1 miniUSB UX60-MB-5ST
Micro USB ST-MC-5F-01
1045(20)
423(100)
マイクロUSB に変更。特価品
Q1,Q2 2 IRLML6402TRPBF
(SOT-23 P-chan mosFET)
305(50)  
R1 – R15 15 0603 抵抗セット 170valuesx25pcs=4250pcs 2531(4250)  
C All   0603 SMD Capacitor
90valuesX50pcs=4500pcs
2835(4500) murata 製
N/A 1 samsung galaxy note 2 battery
Lipo 502035 330mah
637
1380(10)
互換品
小さなLipo電池で試作
ESP8266 1 ESP-WROOM-02 903(2) タイムセール品
ESP13   ESP13 OEM品? 1580(5) ここで買うのはx
CON3 1 2Pin set XH2.54-2P 600(100) 特価品

結局、コイルはTDKのが安かったので元の選択に変更。ESP13で行くか、ESP12で行くかはまだ未定。できれば、ESP13で行きたいところ。ざっくり、全部で13000円くらい。単価3000円がPCBを入れた原価。ということは、中古のkobo や kindole とかにLINUX入れて改造したほうが安上がりですね。E-ink を制御するドライバーをだれかが大量に作ってくれれば安くなるんだろうけども。

 

PCB 設計はまだ途中。ソフトウェアがESP13 で通るか確認をしたいところ。ESP13 や WROOM-02 でSDK1.0.1が通るかどうかはまだ未確認。

LTよりサンプル到着

LinearTechnology さんよりサンプルが届きました。LT1945EMS です。ありがとうございます。

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サンプルは、2個までで、同じ型番で末尾が違うもの(LT1945IMS)を要求したらキャンセルされてしまいました。digikey とかで見ると在庫は、EMS のほうが多いようで今はこれが主なラインナップということなんでしょう。

degikey

手半田でもいけるパッケージです。

LT1945sample

とはいっても、クリップとかと比較するとまぁ小さいですが。筒状のICケースに入って送られてきました。

LT1945

WiFi E-ink 用の電源回路に使う予定です。

digikey とかだと、1個600円以上します。aliexpress で10個1600円くらい。2系統の電源を生成するICは要検討ですね。

今のところ、この製品が+22V と –20V を生成する唯一の選択肢です。

espeink で試すことメモ

編集後記

いくつか、勘違いしていたことがわかりました。

まず、espeink のソースは10月以降に新しくなっていないこと。新しくなっていたのは、フォーラムのスレッドにあるように、esphttpd のソースでした。espeink も esphttpd の両方とも原作者は、sprite_tm さんですので勘違いしていたようです。

 

あと、 includes/ 以下には、c_types.h はなく、そして何もしなくてもSDK v1.0.1 ではコンパイルできました。

なので、今作っている開発ボード上でESP13 (SDK1.0.1を使い)でまずは動作しそうかを検討し、いけそうならPCB設計をESP13 用に書き直して、まずは実験再開です。

espeink のソースは検索するかぎり、誰も手をつけていなさそうなので、最新のSDK で通すにはメモリ関連をはじめ、そこそこ手をつけないと動作しなさそうです。

 

海外の方から、英語で書いてないから良くわかんないけど、結局SDK は何にしてるのとコメントがありました。まぁ、こっちも今検証している段階だから、なんとも言えないのですが、まずはSDK1.0.1 でやる方針で、最終目標は、ESP13 + SDK 最新で動作するようフィックスしたいんですけどね。

 

github に英語版の手順を作っておこうかしらね。git の使い方の練習にもなるし。

 

ということで、現在のまとめ。

・SDK1.0.1 でとりあえずやる

・ESP13 で現在のソースが動作するか検証

・いけそうなら、PCBをESP13 に書き換えて、プリント基板発注

・どうしてもだめなら、ESP12 版のPCB を作り検証

・まずは、esphttpd の動作を検証するため、単体で動作を確認(初回APにアクセスする部分の挙動が不明なので)

・パッチを作っているひと発見。http://www.chaoscode.eu/data/espeink/ このパッチは何しているか検討。

 

という長期決戦です。

 

 

——- 以下、記事を書いたときのもの

作者のサイトで質問していましたが、Alden さんがコンパイルのヒントを書いておいてくれたようです。

http://spritesmods.com/?art=einkdisplay&page=7

どうやら、SDK は、2015年の4月中旬のものということなので、esp_iot_sdk_v1.0.1_15_04_24.zip だと思います。検証でもコンパイルエラーは出ませんでした。変更するところは、以下のようです。

— includes/c_types.h

#if 0 の部分と #endif の行 11 と 26 のようです。

 

esptool は C 製のesptool-ck を使うと。

webpages.espfs のところを、find. | を挿入せよと。

 

今コードを見ていないので、次回チャレンジするときはこの部分を注意してやってみます。

http://www.esp8266.com/viewtopic.php?f=34&t=5748

ここで、作者がコメントしていました。質問者は、SDK1.4 だとerror が出るよと。作者はリポジトリをFix しておいたから以下のコマンドで使って更新して再度やってみたらと。この投稿が9月30 日のようです。自分が試したときは9月28 日以前でした。

git pull

git submodule update

 

とりあえず、もう一度コンパイルしてみます。

そして、うまく行けば本格的にプロジェクト再開です。

 

▼こんど試すときのメモ

・sdk1.0.1 でソース変更してやってみる

・sdk1.4 最新にして、リポジトリを最新のにしてからコンパイル