100円均一の昇圧を使いまわし実装

バックブースト回路を作るか、買うかは課題としてとりあえず今の手持ちの部品でリチウム電池の変動をカバーして3.3V を作り出すのは以下のようにすることにしました。

 

リチウム電池 > 充電ユニット > 5Vスイッチング昇圧 > 3.3Vレギュレーター

ロスが2重に発生するので効率が悪いですが、とりあえず実験。

5Vの昇圧スイッチング回路は100円均一のがあるのでこれを流用。4.2V ~2.4V まで安定化電流を変動させて5V は無負荷で出るようです。この5V出力を3.3V レギュレーターに通しESP12 へ給電します。

テストでは、2.7V 付近になるとアクセスポイントへの接続が不安定になりました。3.0V くらいでは安定しているのでとりあえずいけるんじゃないかと見切り発車。

とりあえず、これで組み込んでみることにします。

写真 1

仮配線

写真 2

100円均一のばらした5V昇圧ユニット

写真 3

どうやら、うまく動作しているようです。これで充電しながらでもできる状態が作り出せました。おまけ機能で5V のi-Phone充電機能もついてきます。

メインスイッチが欲しいんですが、手元にないんですよね。まぁ、いいか。組み込みます。

とりあえず、電源部が出来ました。Junkな部品が約に立ちました。2階建て、両面テープ、空中配線。落としたら壊れますが。

写真 1

これでリチウム電池を充電しながらでも、動かせます。

写真 2 

あとは、ESP12 本体、センサー、リセットスイッチとメインスイッチをなんとか乗せればOK.

3.3V 固定 DC-DCコンバータを調査

さて、昨日の夜中3時くらいから動作させている1個前の IoT デバイスは18時間経過した今もまだ動作しているようです。しばし、電池が切れるまで、調べ物をしてすごすことに。明日も夏休みで、好きなだけ遊べます!
で、電池の出力を3.3V に固定させて、出力500ma くらいが出せるものを調査しました。

まず、一発目に見たものは、テキサス・インスツルメンツのTPS63000を搭載した昇圧・降圧タイプ を使ったモジュール。
ストロベリー・リナックスさんが販売しているものです。

 

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リチウムポリマー/乾電池向け昇降圧DC-DC

 

なるほど、こんな便利なものがあるんですね。バック・ブーストという方式のようです。入力が低い場合は昇圧動作、入力が高い場合は降圧動作をするインテリジェントなやつのようです。ただ、ちょっとお高いので、もう少し調べることに。

なんかこのあたりのスイッチングを使って昇圧、降圧させるものは昔i-phone の充電器を作ったときに100円均一のを改造したり、ミンティーブースト(Minty Boost)を作ったりしたときの事を思い出しました。あの時は、知らなかったんですが、ミンティーブーストの作者って、Adafruit Industries(エイダフルート)のCEO のリモア・フリード(Limor Fried)さんだったあのですね。数年のときを経てそんなことを知りました。最初に知ったのは、LadyAdaさん(ハンドルネーム)のブログでした。

 

さて、調査するとおおよそ以下の方法があるようです。

1) スイッチング方式

昇圧降圧タイプのDCDCコンバーターを利用する

IC 種別

テキサス・インスツルメンツ TPS63060
Analog Devices Inc. ADP2503(10pin)
Microchip Technology MCP1252

2) リニア方式

LDO(低ドロップアウト)の3端子レギュレータを使う。

たくさんある。たとえば以下。

AP2112K(5pin)

LD1117AS33TR(4pin)

AMS1117-3.3(4pin)

UA78M33CDCY(4pin)

3) トランス方式

大きくなってしまうので未調査。

1の方式が良いんですが、こういうタイプのものがあるとは知らずまだ未入手です。

2方式だと、3V 以下になったときは無視する方針です。

とりあえず、手持ちにあるものとして、1) のタイプはないので、2 のレギュレータと、何かに使えるかもと買っておいたDC-DC コンバータ。

▼降圧DCDC

Scan 10

これは、10個入りで、1個100円くらいのものですが、今回の用途では入力電圧が高いので、つかえません。

入力電圧: 4.5v-28v
出力電圧: 0.8v-20v
出力電流: 3( max)
変換効率: 96%( 最高)
スイッチング周波数: 1.5mhzの( 最高)、1mhz
サイズ: ※18.6mm x 16.8mm x 4mm

 

AMS1117-3.3 SOT-223

Scan 11 
これは10個パックで、100円くらいのもので、3.3V のレギュレーターです。これもデータシートを見ると、Vin が1.5V 以上必要で4.8V 以上ないとだめなようです。うーん、使えん。

DataSheet
http://www.advanced-monolithic.com/pdf/ds1117.pdf

 

www_advanced-monolithic_com_pdf_ds1117_pdf

 

www_advanced-monolithic_com_pdf_ds1117_pdf 2

 

あとは、これのユニット化されているもの。ブレッドボード用に5V を 3.3V にする用途のやつです。

HK1117AH 3.3

これは、以下のスペックです。入力が高いので、今回の用途では、使えないかと。

Input voltage: DC 4.2 V-10 V
Output: 3.3 V, 800 mA
Uses the HK1117AH 3.3V (AMS1117-3.3) Regulator
Size:8.6mm x 12.33mm

 

3V 以下になったときは、無視するとして、リニア方式でいまのところやるしかありませんね。

今、手持ちにあるものでは用途にあっていないので、どうするかですね。いったん、昇圧してレギュレータで下げるという無駄な作戦もありますが。手持ちでやるとしたらこれしかなさそう。

高すぎる電圧になるときっていうのは、充電している時とフル充電から少し消費するまでの間なので、抵抗とかLEDで電圧を落とすっていうのもありかもです。

さて、テストで動作させているリチウムバッテリー駆動のデバイスも20時間経過してもまだ動作しているようです。電圧と電流のロガーも作りたくなってきますね。これはまた、次回以降の題材として。

ESP12_DHT22_-_ThingSpeak

ちょっと冷房強すぎですね。下げます。

その後3時間後、24時間経過しても、まだ動作しています。何か計算と違ったかしら?リチウム電池からは、テスターで計測すると、まだ3.175v あります。ESP12 の動作電圧は、3.0 – 3.6V なのでまだ動きそうです。そろそろアクセスポイントへの接続が不安定になるはずですが。

1セルようの昇圧降圧モジュールって汎用品ではあまりないようですね。TPS63000のチップ自体は、10個で1600円くらいでゲットできそうなので、自作するかです。ただチップが小さすぎるので、3mm四方 で0.5mmピッチ なので変換基盤も必要。迷いますね。

 

その後、約26時間経過までがんばってデータを投げていたようですが、動作電圧以下になりアクセスポイントに接続できなくなり、コネクションLEDが点滅したままの状態となりました。電池側の電圧をモニタリングしていると、2.8V から急速に落ち始め2.4Vで出力がcut され、LEDの点滅もしなくなりました。ESP12 が動作しなくなった正確な時間は4時59分でその電圧は不明、そこからカット電圧になるまで約30分。この時間の為に、昇圧回路が3.3V を供給できるのはおそらくもっと短時間になるはずです。10分か、15分か。

 

負荷がなくなることにより、電池電圧が復帰し、USBから充電すると、電池からの出力が一度cut 電圧まで放出され、2.405V から充電が始まりました。4:40分から充電開始。充電されて、電池電圧が3V になると確か放出が始まるはず。

5V 18650 リチウムバッテリー充電モジュール

以上から言えることは、3V以下になってもLEDの点滅はしており、クロックは動作していたことになります。アクセスポイントに接続するパワーがなく接続が完了しないだけのように見えました。メモリへの書き込みはまだ試していませんが、もしできるならば、昇圧する回路にも意味が出てきます。

 

現在の10秒間隔で接続するプログラムでは、

・フル充電から24時間~26時間でアクセスポイントに接続できなくなる。今回は26時間経過後付近で接続不能に。

・アクセスポイントに接続できなくなってから、約30分後にカット電圧の2.4V になった。

・USBから給電すると、一度電池からカット電圧まで放出されてから充電が始まった。この挙動は現在の電圧が関係するかもと予想。

・昇圧、降圧ができるバックブーストのDCDCコンバータがほしい。

・電池電圧が4.2V付近のフル充電になっているとき、ESP12 の動作電圧の3.0-3.6V にどうやって降圧するか?

 

というようなことがわかりました。

リチウムバッテリー駆動でESP-12

こんな感じで、基盤に組み付ける前に、配線のおさらい。
いちおう、バッテリー駆動で動作してますが、まだ3.3V ラインをどうやって安定化させるかが抜けています。リチウム電池の電圧管理は、基盤右の出来合いのボードで出力降下cut から USB充電の過充電防止までできているので、いいんですが、3.0-3.6 の範囲に押さえて出力するようなレギュレーターが必要です。充電時は、最高で4.27Vまであがるので、そのまま印加するとESP12にダメージがありそうな感じ。そのあたりは、明日考えることにして、とりあえず、電池駆動でどのくらい持つか連続稼動のテスト。まだDeep-Sleep は使っていないので24時間以内で切れるはず。

 

あと、コードは後から書き換えることも考えると、この基盤の大きさにどうやってUART のPIN を埋め込むかです。3 線しかつかわないので、メスPIN ヘッダーをESP12 の基盤の隙間が候補。電池ボックスは、基盤の下側を予定。ケースはまだ未定。

写真 1

入りそうで、入らなそうな予感。パズルみたいですね。

写真 2

この電解コンデンサが邪魔。表面実装のタルタルコンデンサで小型化しようかとたくらんでいますが。電源周りって、結構シビアなので工夫が必要な感じです。

 

とりあえず、IP は固定でWiFi 接続して、温度、照度、湿度を記録する IoT デバイスとなっています。まだコードにはBug があるので、工夫しないとです。現在、SDK 1.3 で動いています。

https://thingspeak.com/channels/42239/

 

課題は、

・3.3V (3.0 – 3.6v)電源の安定化

・接続失敗したときの処理

・Deep-Sleep のコード

Pin半田付け

下駄を履かせずだと、こんなにスペースができました。

左右に3つ分づつ、配線できるスペースがあります。

pin

真上から見てもほぼ、基盤に隠れてる感じです。

Scan 7

ユニバーサル基盤につけるため、PIN側は半田付けしていませんが、このままでもブレッドボードへの抜き差しができます。

Scan 8

ESP-WROOM-02 や ESP-13 は PIN の穴がないので、こういう感じのピン配線はテクニックが必要かも。

で、Pin からはずしユニバーサル基盤においてみた感じ。狙い通りになりました。

a

ということで、夏休み休日前のヒト作業でした。

RasPi2 でスタンドアローンThingspeak Server

最初見たときは、Thingspeak をプロキシーするか、API をたたいているんだと思っていましたが、これは単体で動作するっていうことなんでしょうかね?

https://github.com/iobridge/thingspeak

手順を見る限り、MySQL + Ruby + Rails 入れてる感じです。

これをRaspiで動作させて、ESP8266 からのセンサーを投げているブログを見ました。

Raspberry PI – Standalone Thingspeak Server installation
http://www.esp8266-projects.com/2015/05/raspberry-pi-standalone-thingspeak.html

 

今日から夏休みなので、これも題材としたいなと。うまく動けば、RasPi2 + ESP8266 で低消費電力なデータロガーができそうです。

ESP12の配線いろいろ

 

ESP-12 や ESP-07 は2mm ピッチの穴が開いているのでブレッドボードやユニバーサル基盤に収まらず、変換基盤をつけたり自作したりしているわけですが、世の中のそんな実装を集めてみました。

2015-05-08 13.15.50

http://wa0uwh.blogspot.jp/2015/05/esp8266-esp-12.html

 

 

9557225000_1418754453

1524219100_1418754452

http://www.esp8266.com/viewtopic.php?f=13&t=782

 

 

2015-03-14 17.06.27

http://blog.squix.ch/2015/03/esp8266-module-comparison-esp-01-esp-05.html

 

 

FJV7WFII50CPT2P.LARGE

http://www.instructables.com/id/Make-ESP8266-REV-12-prototype-friendly/

 

FYLODIII622H6UB.LARGE

http://www.instructables.com/id/Getting-Started-with-the-ESP8266-ESP-12/

 

 

hqdefault

https://www.youtube.com/watch?v=wBfCPHXtSSY

 

 

IMAG0091

http://www.element14.com/community/community/design-challenges/sudden-impact/blog/2015/03/19/easyconfigure–remote-sensor-unit-preparation

 

 

ESP-07-Soldered-to-Perf-Board-2_sm

http://2xod.com/articles/ESP8266_Quick_Getting_Started/

 

 

P1050194

http://hackers.gallery/672/electronics/sunday-soldering-20150215

 

 

38de9bd81791b5692ce1645024349111

http://ehbtj.com/electronics/esp-12-try

 

 

B87_OXdIIAEOKaX

https://twitter.com/markusulsass/status/562667626695258112

 

 

IMG_5279

http://www.esp8266.com/viewtopic.php?f=11&t=1568

 

 

実にいろんな実装方法があって楽しいです。薄くて、面積を小さくするにはやはりピンを直接くっつけるのが良さそうです。小さいですが、穴は開いていますので、そこにワイヤーを半田付けしてユニバーサル基盤につけるのがいいのかなと。

 

自分は以下のような感じで、浅めのピンに直付けする案を考えています。

 

写真 1

このピン、浅めでボードにはめ易いです。

写真 3

ユニバーサル基盤は一番細いのにつけて内側に足を持ってくる感じが良いかなと。ユニバーサル基盤につけるならば、リセットボタンと、ジャンパーかスイッチで書き込みモードに変更するものを付け、UART用のメスピンヘッダーをつけようかなと。