高品質で安い中国のベアリング見つけた!

アリエクで、いろいろなショップでベアリングを発注していて、ついに高品質で安いベアリングを見つけました。

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等級に、电机級とあります。电机は、ピンインと発音するようで、意味はモーターとか発電機とかの名詞のようです。

アリエクでの英語表記には、ABEC5 とありました。中国のベアリングの等級は良くわかりませんが、この电机級というのはなかなか品質がいいです。そして、値段はなんと10個で360円なので、1こ36円です。

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今回10個、このショップでサンプル購入しましたが、10個とも品質がよかったです。他のショップでは10個ともだめなものや、2個ほど粗悪品があったり(残り8個も品質は中)とか、ABEC7  を表記してあっても、日本の等級0 以下という粗悪なものもありました。

 

日本製だと、NTNの等級0の625ZZ が 1個単位 108円で買えますが、今回たくさん使うのでもう少し安いのが欲しいんですよね。

約1/3 なので、かなり助かります。今回CNCで使うベアリングの個数は、625zz タイプが44個なんです。NTNだと、4752円ですが、今回ので1800円でまだ、6個あまります。NTN 製のも12個ありますので、両者を使って、ダイアルゲージとガラス定盤で検証してみたいと思います。

ということで、追加で30個発注!まぁ、もちろん次回来るのが全部品質がよいとも限りませんがね。

 

中国製のベアリングでも、安くて高品質なものはあることがわかりました。まぁ、しかしここにたどり着くまでに、粗悪品を40個サンプル購入しましたが。

 

スピンドルに使う軸受けは、NTNの等級5をゲットしています。これは中国でも安いのはありますが、2個しか使わないので外れたときにコストメリットが出ないとショックなので。

 

さぁ、これでだいぶパーツも揃ってきました。設計が追いついていませんが、春までには動かしてみたいです。ただいま、corexy の部分を考えていますがなかなか納得したものが出来ないのでもう少し、つついている状況です。

Wanhao の LED 照明を作ってみた

少し前に、アリエクで LED を買ったんですが、これを Wanhao 3Dプリンターの前面に付けるアダプターを作ってみました。まだ、これからプリントしますが、LEDの光がすけるように 0.5mm 厚でロゴに光が透過する感じでパネルを脱着式にしてみました。

こうやって作っておけば、カスタマイズしたいヒトがパネル部分だけ作れると思うのでいいかなと。Make: のロゴが好きなので、これを赤く浮かび上がらせるようにしておきました。

WanhaoLED_

アリエクでゲットしたLEDは、以下で100個で 200円ほど。

LED

光が前方に集中するタイプです。

HTB1YpvGLXXXXXaGapXXq6xXFXXXi LEDは、4つ直列に付けて、12V で光らせる予定です。ブレッドボードで光らせてみたところ、少し青みがある光で、もう少しナチュラルなのがほしいところです。

 

で、プリントしてみたのですが、いろいろ調整しないといけないことが。

まず、隠しナットの穴にナットが入れにくいこと。これはサポートなしでプリントしたので、6角の穴がきちんとプリントされていないので、はまりにくい感じです。あと、M3 の穴を 3.3mm であけていますが、もう少し大きくしたほうがすんなり入る感じ。3.5mm で開けなおしました。実際には、ボルトは、2.8mm なんですが縮小するので。逆に3.1mmから3.2mm くらいだとタップを切る感じでボルトが無くても固定できます。ただし、軽量ならば。LED ライトくらいなら問題ありませんが、もっとトルクが掛かる部分はナットで止めたほうがいいです。

WanhaoLED

ジクはこんなのを作ってみました。この穴は、今回のD-Slot V2 でたくさん開けてあるのでテストも兼ねています。

 

あとは、穴の位置を前方に1.5mm ずらし前面の金具とツライチに。他、あれこれ微調整。

再度プリントアウト。明日も休みなので、今晩はじっくり攻めることに。ここらで一旦飯タイムとします。

 

風邪なのか花粉症(になったのか不明だったので)なのか、風邪だったら体力付けようとラーメンにニンニクを入れて食ってきましたが、超旨くなりますね。

 

さて、内部にサポートを作ってあとで取れるようにしてみました。

WanhaoLED_ (1)

この黄色の部分は、合体していないのですがこのままプリントするとどうなるのでしょうか?ちょっと実験にプリントしてみます。

プリントアウトしたら、プリントできない部分(細すぎ)があったので、再度調整。あと、ロゴの抜ける部分をつなげておきました。

WanhaoLED (1)

ジグは穴に入らなかったので、調整。ネジを締めたら取れるように、穴を切りかく予定。疲れたので、続きは明日やります。

 

さて、一日経過して翌日。

どうやら、風邪ではなく花粉症になったようです。昨年あたりから怪しいなぁと思っていたのですが、ついに花粉症になったようです。まだ症状は軽くて少し鼻水やくしゃみが出るようで、目がかゆいとか常時鼻水がでるという感じではないのですが、これが花粉症というやつですね。

 

ジグの方は、こんな形状に変更。

WanhaoLED

ただいま、プリント中。3度目ですから、今度は成功したいですね。

Cura の設定は以下です。Retraction の値は、試行錯誤ですが今回はこんな感じで。

Expert_config_Cura_-_15_04_6

文字がある部分は5mm/s くらいじゃないと綺麗に印字できませんのでかなり遅いです。

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プレートはフィラメント変えてプリントする予定ですが、テストのため全部一緒に。まぁ間に赤い紙でも挟めばいいのかも。

 

とりあえず、綺麗にプリントできたようですが途中、サポートの部分を見ていたらかなりがっつり付いている感じ。

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文字も綺麗にプリントできました。文字をプリントするときは、Bottom を 5mm/s 程度にすると良いです。

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M3 の ナットを保持するプチ工具です。データでは先端がもっと尖っていますが、プリントされません。

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残念なことにサポートが取れなく、これはないほうがよっぽど良いです。筐体は前回のを使用することに。

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赤いのはビニールっぽい袋の素材です。赤い発色がよかったので。

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本来はジグはこういう感じで使う予定でしたが、今回は中のサポートが取れなかったので使わずです。

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組み込んだ感じ。まだLEDを付けていないので、昼間だとこういう感じです。

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上から。

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横から。

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下からの図。ちょっとはみだしていますね。

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まぁ、ちょっと面倒すぎるパーツでした。

縮小する部分のデータはおおよそ、0.4mm ほどで、円の内径などは、大きさにもよりますが、それよりも小さくなる感じでした。

このあたりの精度が、0.4mm ノズルだと限界ですね。

 

Wanhao_Duplicator_i3_LED_mount_by_junkhack_-_Thingiverse 苦労したわりには、あまりいけてない感じですかね。配線はそのうちやることに。

32Tのプーリーを実際に作ってみた

とめる部分を作って、625 タイプの16mm のベアリングを1つだけ挟む構造で作ってみました。

GT2_T36_pully_

内径は少し小さくなるので、とりあえずは、16mm の内径でプリント。とめる部分も16mm で。

GT2_T36_pully_ 2

プリントしたものを計測してみると、上の青いパーツは、外径が16.2mm で上のパーツは内径が15.2mm ほどでした。かなり小さくなりますね。補正したものを、再度プリント。 IMGP1214

入り口は少し狭いですが、中が広すぎました。

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サポートなしでプリントできる形状です。

IMGP1220接着剤でくっつければいいですかね。 IMGP1217

もう少しきつくなるよう、サイズを調整しますか。

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アルミ製のプーリーと比べると少しひっかかりが悪いようですが、十分に機能しそうです。

GT2_32T_pulley_625_Bearing_by_junkhack_-_Thingiverseサイズを少し補正したものをUp しておきました。プリントしてみましたが、ちょうどいいはまり具合です。はめるときは、ペンチとかで圧入する感じで。

1日経過したところ、Thingiverse では Like や Collections に入れられているようです。こういう汎用的に使えるパーツは需要があるのかもしれませんね。

今週衝動買いしそうになっているもの

アリエクから、Vの溝がきってあるタイプの625ベアリングをサンプルで買ったんですが、これがすごく品質がいいんですよね。だめもとで買ってみたんですが、かなりスムースです。

HTB1r_91LVXXXXb8XVXXq6xXFXXXg

10個で600円ほどなので、激安っていう感じではないのですが、D-Slot 用にこれを使って安くあげるのもいいなと。溝は細いんですが、ちゃんと対角にカムんです。

今までの検討で、タイヤを3個使った挟み込むスロットは、CNC 用途には負荷の関係で向かないのですが、3Dプリンタなら問題なさそうという事がわかっています。このベアリングを使えば樹脂性のV字のタイヤは必要なくなり、ベアリング3個で1つのスロットが出来上がります。つまり、ベアリング3個180円+M5とナットでスロットが出来ます。

 

そして、アリエクで見つけたこのステップモーター。値段は、2個で100円です。これを衝動買いしそうになったので、今週はぐっと我慢してきました。

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すごく小さいんですが、小型のXY テーブルだったら動くんじゃなかろうかと。8mm 径なのでおそらくフロッピーディスクドライブとかに使われているサイズくらいだと思います。前、分解してプロッターを作ったんですがそこそこトルクもあり、ちっさなスロットだったら動くんじゃないかなという感じでした。1個50円で、corexy 機構で2個、Z軸で2個。エクストルーダーに1つ、で5個で250円。ちっさい3Dプリンター作れないかなと。

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2相タイプの4ワイヤーです。コメントを見ていると品質はいいとのことです。

 

もう少し、大きなものだと

HTB1Qxr.HXXXXXbpXpXXq6xXFXXXi

15mm径のがあり、こちらは5個で600円ほど。1つ120円くらいです。

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あとは、オリジナルマインドさんで以下の中古。1個だと180円で、10個パックだと1480円。1個148円ですが送料かかりますので、1つ200円ほど。5個使うと1000円です。

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白い部分にはギヤが組み込んであるタイプのようです。

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で、これらを組み合わせて、超激安の3Dプリンターを作るっていうプロジェクトはどうかなと思っているところです。制御基板やフレームを入れてなんとか5000円以内目標で作れないかなぁーと。PLA 専用にして、ヒートベットはなし、気軽に手が出せる感じのものが出来れば楽しいかもしれません。3Dプリンターってどんなに安くても2万はしますので、ちょっと衝動買いしそうな5000円という金額で果たしてできるのかどうか。

 

ざっくりと、試算してみましょう。

基板とモータードライバは、RAMPS を使い2000円。ヒートヘッドとノズルとヒーターは600円。エクストルーダーは自作するとして、部品代500円。ベルトは、GT2が2m で250円。ここまで3500円くらい。

XY テーブルがアルミフレーム代、300mm が3本で360円。Z軸はフレーム2本で240円。筐体は12本のアルミフレームで300mm で1320円。ベアリングが15個で、900円。これで、約2500円

 

あと電源。1000円くらいでなんとするとして。7000円ですか。5000円以内にするには、もっと工夫しないとですね。筐体は木ですね。あるいはセリアとかのパンチボードとフォトフレームとか。他もコストを削れば、5000円以内も絶対無理じゃないかもです。ベットのガラス板はフォトフレームとかのを流用するといいかもですね。筐体もガラス板で囲えば防音効果があるかも。

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木の枠で囲えば、インテリアとも融合する感じ。 DETQ_548548c6d88a21418021062

 

そういうプロジェクト、「5000円で作るDIY 3D プリンター」とかチャレンジしてみたいです。1万円以内で作る3Dプリンターっていうプロジェクトは少なくても出来そうです。

 

出力範囲が10cm 以内とかでも、そこそこの品質でプリント出来れば面白そうかなと。CNC が出来たら作ってみたいですね。

 

いずれ、3Dプリンターはもうひとつ作りたいので、この企画を少しづつ暖めていこうと思います。まずは、CNC 作ってからですね。corexy 部分作っている最中です。明日、そこは完成させて、スピンドル部分に行きたいです。

T36のGT2 プーリーはプリントしてみることに

プーリーは、625タイプのベアリング1つにうまくはめて、3Dプリンターで作ってみる方針で考えています。

GT2_T36_pully

ベアリングがずれないように、片方は止めるのを作ったほうがいいかもですね。

それか、上下でベアリングを挟んでボックスを作るかです。そのほうがベルト巻き込み防止にもなっていいかもしれません。少し考える事にします。

最上部のブラケットと corexy 機構

赤いブラケット部分を作りました。

その下のブラケットも上からネジ止めできるよう変更。

D-SlotV2構造 2

サイドに余分な部分がありますが、corexy  の仕掛けを作る際に考えることに。

D-SlotV2構造_ 5

あとは、これらを駆動させる corexy 機構とモーターマウントです。

 

corexy は、ステップモーターを2つ Y軸の先端に付けてベルトを引き回して、X軸とY軸を動かすタイプです。

 

reference

CNC でこれを使ったタイプはあまり見かけません。3Dプリンターやプロッターでは見かけます。CNCルータ で見かけないのは、おそらく台形ネジやボールネジを駆動に使ったほうが精度が出るからだと思いますが、当初からベルト駆動で作ることを想定していましたので、ここはその最高峰の駆動システムである、corexy を採用したいと思います。

これによるメリットは大きく以下と認識しています。

 

・ボールネジや台形ネジにはできない高速移動(ベルトだから)

・X軸とY軸の移動は2つのステップモーターで動かすのでトルクが出る

・ベルトのテンションが常に稼動方向に均等にかかり、稼動軸のねじれが出ない

・MIT Media Labs で考案されたのでかっこいい

・オープンソース

 

似たシステムに、H-Bot 機構がありますが、こちらはベルトの引き回しがシンプルですが、ひっぱる部分がX軸とY軸で均等ではないので、軸の剛性がより求められます。完全に軸の剛性があれば理想的な動きをするようですが、実際には完全に剛性があるXYステージはないので、微妙にズレが発生するのがデメリットのようです。

 

ということで、これを組み込むことが今週の課題です。うまく組み込めるでしょうかね。

D-SlotV2_coreXY

ベルトの通るラインを確認してみましたが、なかなかこのシステムはcorexy と愛称が良いようです。

D-SlotV2_coreXY 2 ベルトの仮ラインを引っ張ってみると以下のようです。

D-SlotV2_coreXY 3

今日はこのあたりまで。