D-Slot ベルトドライブ

謹賀新年。2017年突入です。

 

さて、今年一発目のブログです。昨年中に荒く設計は出来ていたのですが、試作品を動かすところまではたどり着けませんでした。現在も続行中で、とりあえずだいぶ出来てきました。このあたりで、1歩引いて考え直してみる時間も必要だと思うので、いったん思案中のものを公開してみます。音楽聴いたり、猫と遊んだり、アリエク物色したり、あれこれしていると進み具合が悪くてね。

 

さて、本題です。

フレームはいろいろあるのですが、ミスミの2020 のタイプから作っています。バリエーションはたくさんできそうですが、2020 のフレームは世界中にありますので汎用になりえる代表的なものだからです。汎用的に使えるフレームが、D-Slot の代表的なメリットですからね。

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いろいろなタイプを考えたのですが、結局ステッピングモーターが筐体の内側に納まるような配置がベストということになりました。

 

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内側のアルミフレームの隙間にベルトを通しています。設計上は、ここにGT2 のベルトは通りそうなので、とりあえっずこんな感じになっています。実際組んでみると、あれこれ改造ポイントが見えてくるかと思います。 0_2020D-Slot_sample_5 2

反対側は、ベアリングで駆動するプーリーです。モーターに付けるのと同じものをチョイス。

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D-Slot 部分にベルトをかませるものはまだ作っていませんが、上下のベルトに固定する感じにする予定。ベルトのハリ調整をどのようにするかは、まだ考え中です。

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結構タイトな感じですが、作ってみるとどうでしょうかね。何か問題が出るかもです。

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結構ぎりぎりです。

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ステップモーターは、M3 の 12mm で固定予定。45度傾いた D-Slot フレームの 2020 はM5 と固定ビットを45度の穴からフレームにかませて固定です。フレームは2点止めですが、ブラケットを少し長くして4点で締めたほうがいいかもしれません。

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このブラケットの中はこんな感じ。

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本来は、この筐体の位置関係です。これは左右のY軸になる感じです。

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筐体に固定する部分をブラケット側に付け足すか、別パーツにするかは検討中。一体式にしたほうがよさそうですね。

 

3Dってホント、便利ですね。作る前からある程度は懸案ポイントが見えてくるというところが偉大です。現場合わせ、1点ものばかりDIYしてきたのですが、こうして図面を3D で起こしてから作れる時代で、しかも無料という。すばらしすぎます。

 

あと、最後に今年の抱負。

・CNC ルータ元年にする!絶対完成させる。

・CNC でアルミや硬い木を削って、かっこいいプロダクトを作りたい。

・以上が出来たら、旋盤を自作したい

いろいろありますが、3つくらいにしておきます。昨年の正月は、Sigrok の Pulsviewでロジックアナライザーで遊んでいました。E-Ink のマイプロジェクトが途中で止まっていますので、どこかで再開したいです。2番目のプロダクトで実現したいですね。木とアルミを使ったE-Inkパネルとかめっちゃくちゃカッコ良さそう。

旋盤も買えば10万くらいですが、自作してみると楽しそう。実際自作しているパワーユーザはいますしね。手作業だけで、4ツメチャックの旋盤作っている方の映像見ていましたが、S45C の材料を糸鋸で丸く切断しているのは、すごいと思いました。気が遠くなる時間がかかって切断したのだと思います。手作業がすべての基本なんだなと改めて思いました。

 

何歳まで生きられるかわかりませんが、ジジイになってもDIYしていたいです。何か作っているときが一番楽しいですからね。

とりあえず、自転車がパンクしているのでそれを直しますか。

 

とりあえず、三角のV-Slot 部分だけ、Thingiverse に公開してみました。

D-Slot__Diagonal_V-Slot__by_junkhack_-_Thingiverse 早速、コメントがあって、なんで V-Slot じゃないのよって。名称が、わかりにくいかな?