2015年は、未来から見ればおそらく IoT 元年的な位置づけになるはずですが、そもそもIoT って何よっていうどうでもいい話。
知るのと知らないのでは、着目視点が変わると思うので、噛み砕きたいと思います。
ネットの情報を見たり、雑誌などから伝わる感想ですが、言葉が独り歩きして正直ピンと来ません。ただ分かるのは、組み合わせや応用次第で未知のモノや価値観が生み出されることはなんとなく、理解できます。
以前作ったもので、温度湿度照度の3つの情報を好きな所に持ち歩け、WiFi経由でインターネットにデータを投げ、グラフ表示するIoT デバイスを実際に作ってみたんですが、正直データロガーとの違いはリアルタイムでデータが見えグラフ化できるかどうか? という事くらいしか違いが理解できませんでした。
なので、改めてIoTデバイスという物がどのような広がりを見せていくのか勉強してみたいと思います。
興味深いなぁと感じたのは、TOCOSさんの記事、TOCOSワイヤレスエンジンにある「ねこったー(猫ツイッター)」
引用
ねこったー(猫ツイッター)・トコスワイヤレス
http://tocos-wireless.com/jp/nekotter/index.html
なるほどですね。これは鈴とAP で位置を検出、親機でデータ処理、ツイッターに現在やったことをつぶやく仕組み。
センサーと組み合わせと、データ処理で面白くもなり、今までなかったようなトータルな機能が創出されるという。というか、トコスさんの製品面白いですね。こんな面白いものがあるなんて知りませんでした。TWE-Lite DIP っていくらなんでしょう?
秋月さんところで、1,620(税込)ですね。手がでますね。これは要調査ですね。
本題に戻り、IoT でピンとくるものがないので、想像できませんという話でしたね。どっかの本で読んだのですが、モーターにセンサーをつければ故障する確立がわかるという記事で、マシンとマシンをIoT させるとそういうことも出来るんですか~的になんとなく覚えていることがあります。
そんな具体的な事例と照らし合わせると理解が深まりしっくりくると思いました。
今回作った温度湿度照度がリアルタイムで見えるデバイスというのは、たとえば以下の記事にあるような、蜂の巣の温度管理に応用できそうです。
クラスメソッド株式会社 / しんやさん
[レポート] 米国における IoT / Big Data & Analytics 活用事例の最前線 – 先進事例に学ぶ IoT のベストプラクティス
言葉の定義とか、理解不能な内容もありましたがアメリカでもIoT の活用は盛んなようで、4つの課題について話をされています。
冒頭の IoT の定義にある部分で、要約すると
・ネットワーク側に縛りがあり、制約付きな小さくシンプルな従来と違うもの。
・IoT の文脈でモノといったら、何万台もあるのが普通
・人的なやり取りなしに利用されるもので、クリティカルな用途で利用されるもの
スケールの大きな話のようでピンときません。ただ、わかったのは、温度という情報も場所や用途を選べば価値がある情報となるわけです。ま、そりゃそうですよね。自宅の自分がいる部屋の温度や湿度や照度がわかったところで、あ、そうっていうことですしね。(まぁ、あのグラフを見ればそれがわかるというニッチな利用用途もあるわけですが)
ネットや本などで語られるIoT の話は、スケールが大きくて個人が利用するIoT デバイスの利用法という観点から少しずれているので、しっくりこないのかと思います。
今後は、個人が使うIoT というサブタイトルを意識して何か作っていこうかと。AC電源をコントロールしたり、部屋の電気を切ったり付けたり、このあたりは想像の範囲内ですが、何か思いもしないモノにセンサーをつけると、楽しいかもしれません。そういう構想を練るのがMaker な楽しみでもありますしね。
まとめ
・Iot は、スケールが大きい
・個人で楽しむ IoT デバイスとそのデータ利用法をみつけよう
・欲しいものを作る
>電圧・電流を投げつけてグラフ化するデバイス
・IoT デバイスからのデータを処理するため、RasPi2 にデータを投げてみる